厚労省は、介護ロボットの開発から普及までを支援する、プラットフォームの構築事業を始めました。
介護人材の不足が深刻な社会的課題となる中、その解決策の一つとして、高齢者の自立支援の促進、質の高い介護を実現するための
ICTや介護ロボット等のテクノロジーの活用が期待されています。一方で、介護現場では、「どの種類の介護ロボット等を選んでよいのかわからない」、「現場が忙しく業務改革に取り組めない」といった声も少なくありません。また、開発企業は、より介護現場のニーズに合った製品開発を進めていくことなどが求められています。
プラットフォーム構築事業とは?
本事業は、地域における相談窓口の設置、介護ロボットの評価・効果検証を実施するリビングラボ(開発の促進拠点)を含む関係機関のネットワークの形成、実証フィールドの整備等を行うことで、全国版プラットフォームを構築し、介護ロボットの開発・実証・普及の流れを加速化することを目指しています。
(参考)事業概要紹介動画
相談窓口の取組について
相談窓口とは
各地域において、介護ロボットに関する介護現場(ニーズ)と開発企業(シーズ)双方からの相談の受付等を行う一元的な窓口です。現在、全国で11箇所に設置されています。
(愛知県相談窓口)
法人名:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター
所在地:〒474-8511 愛知県大府市森岡町7-430
連絡先:TEL:0562-46-2311 MAIL:rehab@ncgg.go.jp
URL :https://www.ncgg.go.jp/robot/news/20200903_01.html
相談窓口の取組
各種相談支援への対応
介護ロボットの導入方法や活用方法に関する、介護現場からの相談に対応します。
具体的には、介護ロボットを活用した介護現場の業務改善方法の紹介、導入事例、介護ロボットの製品情報や補助金・基金の紹介等を行います。
介護ロボットの試用貸出
介護ロボットを試しに使ってみたいという介護現場から、介護ロボットの試用貸出依頼を受け付け、試用貸出企業へ取り次ぎを行います。
体験展示
現場での活用をイメージできる場として、介護ロボットに触れ、体験することが出来る展示場を用意しています。中には、各種相談への対応と体験展示を異なる場所で実施している相談窓口もあるため、個別にお問合せ下さい。
研修会の開催
介護ロボットの効果的な導入・活用に向け、地域における介護ロボットの活用事例や介護現場での生産性向上方法を紹介するプログラムを盛り込んだ研修会を開催します。
本事業の詳細情報について
ホームページ:URL:https://www.kaigo-pf.com/